ほ場のお医者さん

立命館大学の教授が開発された土壌分析技術、「SOFIX(ソフィックス)」のセミナーに参加してきました。
SOFIXとは土壌肥沃度指標のことで、①土壌を分析して、②数値を基に処方箋を作成し、③土壌を改善していく、ものだと理解しています。
ただ、これだけ聞くと、とても当たり前のことのような気がします。
このセミナーにお声掛けいただいた方と開発者の久保教授が直接お知り合いなので、以前より資料等の情報はいただいていたのですが、従前の分析手法と何が違うのかが、分かりませんでした。

ほ場①私自身は従前の土壌分析についても全然詳しくなくて、比較することができないのですが、セミナー資料によると「従来の土壌診断技術は、科学的・物理的性質の分析のみであり、生物的性質を分析する手法が十分に確立出来ていなかった」そうです。
生物的性質…まだちょっと難しいですが、セミナー内容から、健康な土に不可欠な「微生物」によりフォーカスした分析だと理解しました。

そして、(これは私の勝手な憶測ですが)これまでの土壌分析はここまでロジカルではなかったのだとおもいます。
農業は人工的に何かしら手を加えることが少ない産業です。気候等の自然現象に大きく左右される産業です。農作物のサイクルは様々ですが、主に1年に1度しかデータが取れません。なので、土に限らずデータ“分析”以前にデータを“蓄積”すること自体が非常に難しい、とおもっています。
職人的にといえば格好いいかもしれませんが感覚値で耕し、感覚値で肥料をやる・・何となく漫然と農作業してしまうことに私自身苛立ちを感じつつ、「まぁ仕方ない」と割り切ってやってきたところがあります。
今後のビジネス展開では、ぜひこういったロジカルな仕組みを活用していきたいと考えています。

セミナーの目的は、このSOFIX農業の実用化、社会実装の現状報告ということでしたが、単純に参加者の多さから注目度が高いと感じました。
定員を何名に設定していたのかは分かりませんが、会場に溢れるほどの人が集まっていました。そして、みなさんかなり遠方から・・長野県や島根県、私の出身地である岡山の倉敷からも元気なご年配の方が参加されていました。同じ関西とゆっても開催場所が滋賀にある立命館大学ですから、奈良からでも結構遠いのではと思うのですが、精力的に質問されている生産者の方が何名かいらっしゃいました。

当初はセミナー後の懇親会にも参加して久保教授をご紹介いただく予定でしたが、あまりの人の多さに今回はゆっくりお話はできないだろうということで、懇親会は諦めました。

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